「KYOTO南丹ラリー2009」
2009年5月8日(金)〜10日(日) 京都府南丹市
《 Sinレポート 》

ヒサ&M☆マユミちゃんレポに続き、2009年全日本ラリー第2戦sinさんレポです♪
写真のsinさんとして有名ですが、最近はレポも腕を上げています。
充実のsinさんレポをどうぞお楽しみくださいませ。<(゚▽゚*)



― KYOTO南丹ラリー 2009 ・ Day1 ―

全日本ラリーで唯一関西にて開催されるイベント。つまりは家から一番近くで行われて会場まで2時間ほど。
それでも昨年、一昨年と宿泊していたが、今年はDay1の最終が早い時間に終わるので2日続けて自宅から出かけることにした。
今年は中部近畿地区ラリー第1戦との併催で行われた他、SSは昨年使われた「るり渓」は使用されず、
新たにダム湖北側に「Mochikoshi」が設定されている。
またギャラリーステージに併設されていたサービスパークが別の場所に分けられたことが昨年と大きく変わっている。
スタート会場は今年も南丹市園部公民館で行われた。
この会場でスペアタイヤのチェックなども行われていたが選手達はのんびりしていて、朝早くから訪れた熱心なギャラリー達と談話する光景もよく見られる。
 
−−−−−−−−−−−−−− 白馬に乗った王子様です。↑
 

 
スタート会場は選手とギャラリーの交流の場。     ここで、スペアタイヤのタイヤチェックも行われた。
今シーズンは、赤い彗星のマルシェです。
 

 
ハナコ号、昨年とナンバーが変わっている。   今回のコ・ドラは昨年、北村選手と組んでいた竹下選手。お久しぶりです。
おおっ!Noがちゃんとハナコになってるんですね♪ 竹下選手、ノリピーって名前がピッタリの可愛さです〜。
 
オープン喫茶ハナコ開店、セルフサービスです。ところでこの後、喫茶セットを積んだままSSに? 塩屋敏史選手(愛称:トッシー)をよろしく。
今年はトッシー君も応援・・・と....〆(・ω・` )

 
松岡・木村組のGRB。                              昨年、自分が乗っていた車を写す竹下選手。

自分も選手に挨拶や話をしたり写真を撮ったりしていたが、ふと気が付くといつの間にかスタートが開始。
あわてて写真を撮るがすでに5番スタートの古谷・横川組も出たあと、何とか最初に撮れたのが松岡・木村組の後姿。
思い返すと昨年も同じような事をやっていたな。(−−;

主催者の皆様、来年はスタート開始前にアナウンスをお願いします。(^^;

 
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−あっ!sinのツボ、さやか選手です。さすがsinさんキッチリ押さえてます。

曽根・松谷組、スタート直後に何やらギャラリーに手招き。
 
曽根・桝谷組からステッカーのプレゼント、もらった子供は大喜び。つられて大人も大喜び。

 

 
それではスタートの締めとしてオネェさんに登場していただきます。
スタートの時の選手へのインタビューはラリーや車の事あまり知らないようで正直×でしたが、
写真をお願いしても快く受けてくれて、感じの良いお二人であったことをご報告しておきます。

 
ゲートとコスチュームがコーディネートされているのですけど、この衣装も南丹ラリー別注なのでしょうか?



スタート会場を後にして、ギャラリーステージへ向かう。途中までラリーカーの先導付き。

例年は「府民の森ひよし」がサービスパークとギャラリーステージとして使用され、
ピクニック気分で観戦ができる家族連れのギャラリーにはお奨めのラリーだったが。
今年はサービスパークが日吉総合運動公園に移動、代わりにギャラリー会場では「なんタン痛車祭」が開催された。


 
今まさに痛くしている最中なんですね。                おおっ、痛チャリも!
 
3台のメロンブックス号がそろい踏み。                        メロンちゃんも3人そろい踏み。
今年のラリー参戦車メロンブックス・ランサー(左)、昨年の全日本ラリー選手権JN-1クラスチャンピオン、メロンブックス・シティ(中)、
各地のイベントに出展されているメロンブックスMINI(右)。  

 
このメロンちゃんは多数の応募者の中から厳選な審査の結果、選ばれたそうです。 昨年JN−1クラスチャンピオン、コ・ドラの中村選手。
同じ車でもラリーと痛車ではファン層は全く異なるので、正直、あまり双方共に上手く馴染めてなかったと感じたが、
ラリーを盛上げていくためには、既成概念に捕らわれずにこれからもいろいろな試みを試してほしいとも思う。

 
午後のステージの0カー到着。       観戦場所に向かう途中、後から着ぐるみメロンちゃんもやってきた。
メロンちゃんは、もちん中身もメロンちゃんですが(大人の夢を壊しちゃいけません)動きが可愛くて、いい人が入ってますね♪←(×)
 
その時、「きゃー、メロンちゃん〜。」と黄色い声。    声の主は本日0カーのコ・ドラを勤める平山真理さん。
「きゃー、マリさん可愛い〜♪ 誰が入ってるんだろう?」←(マリさんの着ぐるみ?!)

 
会場ではWRC+のブースもあり、編集長のアキゴンタさん自ら営業活動。

ところで、立ち読みコーナーの冊子をよく見ると私の名前が書いてある。サインを頼まれた覚えはなし?
実はスタッフの人の私物で、たまたま同じ苗字、同じ文字でした。(^^;   
まあ奇遇ですね〜。

 
今年のギャラリーステージで嬉しい事は、コースとギャラリーの間に植えられていた木が伐採されていたこと。

 
 ギャラリーステージではSS4とSS8を観戦。携帯に届く速報では地元の福永・奥村組がSS1〜SS3とトップタイムを出して絶好調。
SS4も5番手タイム、総合トップで終える。 しかしSS6を最後に福永・奥村組の名前が消えた。

他にもSS4までにリタイアした車が8台、その中には開幕戦の唐津で好調だったJN−2クラスの眞貝・澤田組も含まれる。
さらにSS8ではJN−1クラス(不成立)で唯一出場していた西山・多比羅組も現れなかった。
結局、Day1で10台がリタイアし、全日本のエントリー台数が35台と少なかったが、その約1/3がリタイアしたことになる。
Day1が終了した時点で、トップは勝田・保井組、2位は京都と相性のいい石田・澤田組、3位になんと奴田原・佐藤組を1秒抑えて松岡・木村組。
 

 

 

 
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−SS8の後で行われた抽選会の様子。 何が貰えたんだろう?



午後のギャラリーステージが終わると南丹市日吉総合運動公園に設けられたサービスパークに向かう。
今年は残念な事にスペースの関係からギャラリーは見学が出来なかったが、サービスパス頂いていたので入ることができた。
 
Day1トップの勝田・保井組、開幕戦に続き2連勝なるか。

 
3位に着けている松岡・木村組、車もトラブルもなく調子が良いみたいでタイヤ交換以外、大した整備はしていなかった。

 
Day1を4位で終えた奴田原・佐藤組。 しかし3位松岡・木村組との差は僅か1秒、明日の巻き返しが期待されるところ。

 
無事、Day1を終えて戻ってきたトッシー。

 
西山選手(右)とカトリーヌ号。
カトリーヌ号、縮めてちゃん付けすると、カトちゃんになるので縮めません。
 
パルクフェルメに入ったラリーカーとインする松岡選手。

サービスパークに着いて、しばらくして戻ってきたのが見るも悲惨な眞貝選手のマシン。
ラリー選手が見てもかなり強烈な壊れ方だったようでパルクフェルメ・インの後、この車の前で選手達が井戸端会議。
これを見て松岡選手が一言、「これで僕の伝説も消えましたね。」。
いや〜まだでしょう、これが炎上していれば消えたかもしれないけど。(^^; 
これだけラリー観に行ってても、燃やすまでヤル人はまだ見てないですね。
 
サービスパークに戻ってきた眞貝選手のマシン。(――;          これだけの破損にも係わらず、むち打ちで済んだのが幸い。
車って、ココまでなっても燃えないんですね。・・・どうやったら燃えるんだろう?( ̄ヘ ̄;)?
 
パルクフェルメから出てきた選手達。勝田選手の視線の先にあるのは・・・。

 

 
石田選手が何やら解説しています。                     ここに大勢の選手が集まり、何やら談義中。


写真を写しているのは木村選手。他にも何人もの人が写していました。



Day1の観戦はここまでだがこの時はまだ4時過ぎ。 今までで一番早くDay1が終了したラリーではなかったかなと思う。
明日は勝田選手と石田選手のトップ争い、さらに3位の松岡選手が奴田原選手のプレッシャーに負けず、ポデゥムに残れるかが注目された。
今日は会場を後にして明日また出直して家から会場入り。
Day2はギャラリーステージをパスしてリエゾン観戦です。



― KYOTO南丹ラリー 2009 ・ Day2 ―

KYOTO南丹ラリーDay2のギャラリーステージはDay1と同じ「府民の森ひよし」。
しかしこのステージではここ何年も観戦していて少々見飽きているので、ギャラリーステージはパスしてリエゾン観戦することに。
途中でヒサさん合流して、観戦ポイントに向かう。
ここは以前から観戦ポイントとして目を付けていたが、なかなか実行に移すことができなかった場所。

予定では45分頃に0カーが通過するはずだが目的地には7時20分頃に到着。
 


今回はあちらこちらで藤の花が満開、他にもいろんな花が咲いていました。


 撮影ポイントを決めてラリーカーを待っていると、農作業に向かう地元の人からは
「こいつら朝早くから、こんな所で何してんだ。」って怪訝そうな目で見られる。
怪しい者ではないですよとアピールするために、それとなしにカメラを構える。
〈 余計にあやしいか? (^^;  〉     
う…うん。
しかし2駆の時から何年もここでラリーをやっているのにまだ地元にラリーが定着していないのかとも感じる。
ラリーを定着させるためにはもっと地元の人を巻き込んで参加してもらう必要があるのか?
予定どおりに0カーが登場、8時なると勝田・保井組、石田・澤田組、松岡・木村組と順調に登場したが奴田原選手が現れない。
サービスパークの出口待ちをしていた人から奴田原選手がマシントラブルでリタイアしたとの情報が入る。
サービスパークをでる時からエンジンから音がしていたとのことだった。
SS10終了時点で3位松岡・木村組と4位杉村・立久井組との差は21秒あり、これで松岡・木村組の3位は濃厚となった。

予定通りに0カーが登場。

 

 



 

 

 

 
 Day2は地区戦もなく走るのは全日本戦のマシンだけ。しかし奴田原選手も含めてSS10終了時で11台がリタイア。
 エントリー台数が35台だったので0カー、スイーパーの2台を含めても26台で撮影終了し、早く移動できるのは助かるけど少し寂しい気がする。
 ここでのリエゾン観戦を終えて次はサービスパークに向かう途中で奴田原選手のマシンを回収に向かう石黒さんの運転する積車と擦れ違う。
 9時過ぎにサービスパークに到着するが当然まだ誰も戻ってきていない。
 会場には岡田選手のコ・ドラの池田選手の姿がありリタイアしたことを知る。これで生き残っているマシンは23台となった。




競技車の戻ってきていないサービスパークはのんびりしています。

 
昨日リタイアした車にはシートが掛けられている。

 
竹下選手の車、今年はこれでドライバーとしてラリーに参戦予定。
ボンネットに貼られているのは「どこでもハナコ」。これを貼ればどこでもすぐに「ハナコ号」に変身。
 姉妹品の「いつでもハナコ」夏頃発売ですか?



 
 9時半頃になると次々とラリーカーが戻ってくるが、タイム的に勝負が見えてきていて無理をしていないためか
昨日のように潰れて戻ってくるマシンは見当たらない。

 
 ただ昨日、今日と気温が高くどのチームもタイヤ交換の選択に気を使っている様子が伺えた。
予定時刻が近づき、ラリーカーを待ち構える勝田選手のサービス。

 


1位との差は11.3秒、残りのセクションで逆転できるか。

 

 
何事もなければ初のポデゥムは確実、タイヤ選択も慎重に。

 

 
サービス・インする選手達、一方0カーは出動態勢。



 サービスの様子を写した後はリーフューエルの撮影に移動する。
もっとも移動するといってもサービスパーク出口のすぐ横がリフューエルポイントなので歩いて外にでるだけ。
そこにはお馴染みのギャラリー仲間の面々がすでに待機していた。
ラリー観戦を何年もしていると考え方は似てくるようで、ここにいる全員がDay2は朝一からリエゾン観戦していたとのこと。
 
サービスパークに戻ってきたラリーカー。

 
0カーが出動、最終セクションが開始。

 

 

 
リフューエルでの応援、やっぱり楽しそ〜♪
 
インプは給油口が右、ランエボは左なので左右に仲良く並びます。

 
でも同じ側の車ばかりが続くとこういう状態に。(^^; 中には要領よく回り込む選手もいます。Good job!


時折、電車が通ります。その時ギャラリーは鉄チャンに変わる。

 
次の行動について打ち合わせ?いえ、リフューエルにも少々飽きて、毛虫を見ているだけです。   
毛虫応援中?(゚∇゚ )

 
最終車両まで見送って引き上げ、次のポイントに向かいます。
 充実の笑顔がこぼれます♪




 最終車両まで見送り、ギャラリーご一行も解散してそれぞれに次のポイントに向かう。
 次の予定は日吉ダムへ移動し、SS14入りするラリーカーをリエゾン観戦の予定。
ところが、到着するとまたもや先ほど別れたばかりの一団が再集結。 やっぱり考える事は一緒なんだ。(^^;
日本にプロのラリードライバーは少ないですが、プロのギャラリーはかなり居そうです。

 

 

 
これだけ人の居るリエゾンポイントですから、選手も黙って通れないでしょう・・・。

 この後、昼食を食べにスプリングス日吉に向かったが、その途中で対岸の橋の上を最終SSを終えた勝田選手が走っていくのが見える。
一分ほどの間をおいて石田選手のエボ]、さあ次は初ポデュウムの松岡・木村組のGRBのはずがなかなか現れない、白い車が現れたと思ったら一般車両。
まさか最終SSでリタイアか・・・。でも心配及ばず、やっと現れた。(^^;

 
最終SSを終えた勝田選手と石田選手。勝田選手は今期2勝目、石田選手は前戦に続き惜しくも2位。


ちょっと遅れて現れた松岡・木村組は3位で終了し初ポデュウム。
\(^▽^\) (/^▽^)/

 
競技を終えてパルクフェルメに並ぶラリーカー。                         選手やチーム関係者も昼食。

 
大庭選手と大井選手。                 デビュー2戦目、今回は無事完走して取材を受ける塩谷選手。 
良かったですね♪

 
勝田選手は2連勝、嬉しそうに応援団と談話する勝田選手。



 競技を終えた後の表彰式、ここも許可をもらって入る事ができました。
 
0カーのコ・ドラを務めていた平山真理さん、表彰式の司会も担当。      JSportsでもお馴染み、福井敏雄さん。


総合優勝、勝田・保井組

 
JN−1.5クラス優勝、島田・和泉組                           JN−2クラス優勝、高橋・箕作組

 
JN−3クラス優勝、村瀬・宮部組                               JN−4クラス優勝、勝田・保井組

 
オネェさん再登場!



 
キャ〜♪マツォー! キムナビ〜!!
 
《 祝、初ポデュウム 松岡孝典・木村裕介 》



 以上でKYOTO南丹ラリー2009の観戦レポは以上で終わります。
今回のSS観戦はDay1だけだったが思う存分リエゾン観戦ができ、
また他のギャラリーの人たちとも一緒に楽しむことが出来たのでとても充実したラリー観戦でした。

《追記》
 今年は当初グラベルも予定されていた南丹ラリーだったが地元との調整が間に合わずターマックでの開催となった。
しかし、地元も前向きに協力してくれており、来年はグラベルラリーが実現できそうとの話をきいている。
ここ数年はグラベルラリーが減っているのでこれは何としても実現してほしいところです。

 さて、もし実現した場合、ギャラリーステージとなるのはダートラ場のコスモスパーク、サービスパークは
再び府民の森になるかもしれない。
その場合、ギャラリーの駐車場はコスモスパーク内か、府民の森からシャトルバスでのピストン輸送が考えられる。
ただ駐車場がどちらになってもコスモスパークではギャラリーステージに一度入れば最後まで出られない可能性が大きく、
時間的にサービスパークの見学は難しいのではと思われる。
 コスモスパークは2004年にも全日本ラリーのギャラリーステージとして使用されたことがある。
このラリーは自分が初めて観に行った記念すべきラリーでもある。その時の主催者はシンフォニーとは別のクラブで、
このラリーのギャラリーステージはSS6とSS7と連続したSSだったが、ステージの間は通常なら会場を出て
リエゾンへ向かうところを、この時はラリーカーが会場に留まったのでギャラリーはラリーカーを間近で見たり
選手と交流する事ができたのがとても良かった。
その当時の自分は、まだラリードライバーの名前もほとんど知らず、当初はその年に初めて開催されたラリージャパンの下準備として
観に行ったラリーだったが、奴田原選手を始め多くの選手がギャラリーと気さく接しているのを観て、
全日本ラリーに興味を持つきっかけとなった。
自分はラリーの大きな魅力の一つに選手やチームとギャラリーとの間の垣根が低く、身近に接する事が出来る事があると思う。
主催者の方も開催のために大変な苦労をされていると思うが、
サービスパークの開放やこうした選手とギャラリーが近づけるような工夫をしていただきたいと思います。
来年の南丹ラリーに期待しています。 
来年は私も必ず行きたいと思います。(^◇^;)