2008年 全日本ラリー選手権第7戦RALLY AKIGAWA レポ
写真/文 HN雪風as米屋賢吾

「RALLY AKAIGAWA」と言うより、「キロロ」のほうが通りがいい気がする全日本ラリー第7戦です。
今回は私が観戦に行けませんでしたので、現地の雪風氏にレポートを御願いいたしました。
雪風氏はプロカメラマンなので、走行写真などこのサイズで紹介するのが勿体ないのですが、
アップにはキャパもございますので、とりあえずいつものサイズになっております。
お気に入りの写真がございましたらメールにてお申し出下されば、雪風さんの許可を得て
大きなサイズのデータをお送りいたします。
まずはスケールの大きな北海道の、一番近距離感のあるラリー「キロロ」のレポを
マッタリお楽しみ下さいませ。
                                      ジュディー



2008年8月22日から24日に渡って開催された全日本ラリー選手権第7戦RALLY AKAIGAWAへ行ってきました。
今回ギャラリーエリアが設定されているのは、23日と24日。
地元札幌からは1時間ちょっとの小樽の山奥、赤井川村近郊でラリーは開催されます。
例年ですとギャラリーエリアは1箇所でしたが、今回は合計3箇所設定されてラリーファンとしてはとても嬉しい配慮でした。


まず23日。前日までのハードな仕事が祟って、朝5時に起きるのはなかなか辛かったです。
さっそく機材や応援セットをクスコセリカに積み込み自宅を出発。
天候的には日曜日にかけて段々と崩れ模様ということ。
寒気が南下したせいか気温もかなり低めでした。道中、遠くに見える赤井川村キロロ方面は重い雲が見え少し心配に。
全日本戦としては都市部より離れたキロロリゾートがサービス会場で、さすがに朝一番は閑散とした雰囲気。
日も徐々によくなり始めて、任務開始には絶好となってきました(注:ジュディーさん企画の選手名鑑)。
は〜い、任務ありがとうございます。だからわざわざ送った写真撮影御願いのプリントを忘れていったことは黙っててあげますね。
 

 
潤く〜ん♪元気ですか〜♪
 
すでに?↑−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
 





ラリースタートは0900時。
特にセレモニアルスタートという事も無くラリーはスタートしていきます。
1042時スタートのSS4を見る事にして全車スタートを見送ります。
 
誰も居てへんやん?!こんな素敵なシーズンの北海道なのに。 選手さわり放題やん・・・。
 



 


 

 

 

 

 

 
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−このマッタリとした光景は何なのでしょうか?


 
 


 





 
 



 

 

 
あっ、先ほどのマッタリした方です。 最後なのでヒマだったんですね。行ってらっしゃいませ〜♪


ギャラリーエリアはABCの3箇所ですが、このうちAエリアはサービス会場のキロロリゾートから徒歩で移動できる箇所。
徒歩で20数分の山登りでエリアは笹薮。ラリージャパンのエリアから比べると移動はともかく、かなり野性味のあるエリアでした。
コース的には全体的な登りで、ちょうどギャラステ前はヘアピン的な立ち上がりとなっていきます。
ここでの圧巻はコーナーへ横向きで進入してきた北村和浩選手…ではなく、奴田原文雄選手のランサーエボ]。
失敗してオーバーなのか?と思っていましたが、翌日も同じような走行でしたので正解の走りのようです。
大柄なエボ]を振り回す様は、大分熟成も進んできたのかな?と思わせました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 



ギャラステから戻ると丁度、昼のサービスイン。
TC待ちで竹下紀子選手に調子を聞くと「全然ダメダメ」とのお答え。北村選手はどうやらSSでスピンした模様。
絶好調なのは奴田原選手。サービスでも表情が明るかったです。
 
こういうところの会話って、楽しいんですよね。 後ろを向きつつ耳だけダンボになってしまいます。
 



昼からは観戦エリアをBCに変更。こちらのエリアはサービス会場から、7~8キロ離れた箇所になります。
アクセス道はかなりガレとのことで、スペクテイター仲間のtakaoさんのフォレスターに同乗して山を上ります。
助け合いの精神ですなぁ…。takaoさんありがとう〜。

Bエリアは比較的フラットの路面。
コースを徒歩で移動ですが、かなり硬質な路面の印象。
ギャラステは緩い左コーナーのアウト側に設置されていて、ラジオコントロールの方にお伺いすると「凄い砂被り。最近のラリーじゃ久々じゃないかな」とのお答え。
0カーあたりはまだ余裕でしたが、1号車勝田範彦選手が来ると、あからさまに砂が勢い良く巻き上がっています。
午前の巻き返しか?と思う間もなく砂埃でホワイトアウト。
特に砂被り装備を持ってこなかったで大変でした。小石も跳ね上げてくるので充分に注意が必要です。
ここでもやはり奴田原選手の走りが一番。他の選手よりも砂の巻き上げが凄く、ギャラリー全員が避難したぐらいです。
各言う自分も避難して、ここでのヌタさんの写真はありません、あしからず(^^;
ココでアベシタ君がストライクだったんですね。 確かに高低差がないし、きな粉のような路面ですね。
 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 





サービスに戻るとほぼ最終サービス&パルクフェルメインの時間帯で、各選手もLEG1を無事に終えてというあたりでした。
様々な選手にお話を聞く事ができましたが相対的に「キロロは固くて、車が跳ねる」的な感想。

遠近法ではありません。↑

チームLUCK勝田照夫代表は「奴田原選手が速い。今日は大嶋選手、石田(正)選手が(タイム的に)落ちて棚ボタですね。」と初日のコメント。
勝田選手はスペクテイター撮影のVTRをじっくりと見て、奴田原選手の走行映像と見比べていたのが印象的でした。


番場彬選手、石黒勇士選手の若手期待コンビは「いかにカメラに写らないかが勝負(^^)」なんてお話で。
(注:連写して撮影していますので、ギャラステでの写真が多いとそれだけ遅いという事での話。
ちなみにSS4では番場選手と石黒選手では石黒選手のカットが多く、「明日は負けない」と意気込んでいました(^^))
なるほど、そーゆー戦いもあるのね。


北村選手は「セッテイングはそんなに変えてないけど、どうも気持ち良く乗れない」とイマイチ調子の出ない様子。
コ・ドラの竹下選手もそんな感じでかみ合わないのか「疲れた〜」を連発。
「明日は棚からボタ餅、口開けて待ってます走法で。」とLEG2への抱負を語ってくれました(^^;
 
タナボタを待つ顔ではなく、たぶん視線の先にアベシタさんがいるのでは?と・・・。−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−


コンマレグは小樽市内へ。キロロではホテルレストランはありますが、帰路もありますのでひとまずキロロから下山します。
小樽運河沿いの「びっくりドンキー」でお腹を満たしました。
その後三々五々解散で、自分とtakao さんは札幌市内へ。あべした君は入浴後、再びキロロへ戻っていきました。
自宅ではシャワーはもちろん、ちゃんとしたベッドで寝れるのは当然で、ラリージャパンでもこんな感じだろうか?と思いながら翌日に備えました。
そうか、RJは自宅通学組なんですよね。いいなぁ〜♪

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