「ニシオ・ガレージ」 北村和浩選手・晝田満彦選手。

全日本ラリー選手権 JRC第6戦 『Rally Hokkaido』
SS路面=グラベル SS本数=16本 ギャラリーステージあり。(FIA Asia-Pacific Championshipと併催)
主催者:AG.メンバーズスポーツクラブ
Rally Hokkaido事務局:TEL 011-864-1101
FAX 011-864-1182
Rally Hokkaido公式サイトURL: http://www.rally-hokkaido.com
E-mail:info@rally-hokkaido.com

全日本ラリーは8戦のうち4戦が終わり、丁度折り返し地点。
東京ラリーをスキップした北村選手はこの『ラリー北海道』が初のグラベルイベントとなります。
ダートトライアルのチャンピオンがラリーというアウェイで戦っていますが、土の上ならホームかもしれません。
でも昨年、リタイヤした炭山選手が『ラリーは難しい・・・』と呻いた言葉を、よもや北村選手から聞こうとは…。
やはりラリーは難しく、それ故実力のある選手ほど足を踏み入れるとぬけられないものなのかもしれません。

数年前、ダートトライアルで北村選手の連勝記録を阻止したのが炭山選手。
(お…お礼参りでしょうか、北村選手?!)←ウソですよ、とっても仲良しですから。(^_^;)
お二人ともダートラからラリーへ。
一足早くラリーに転向した炭山選手にとって、現役ダートラチャンピオンとしてラリーに参戦してきた北村選手の存在は
否が応でも刺激になったはず。
ただ勝つために走るだけでも、その存在じたいが話題になる北村選手。
とにもかくにも、これは見る側としてワクワクが止まらないラリー北海道であります。

2006年7月7日。 希望ヶ丘ラリーパーク

ああ〜♪やっぱり良いですこのスリーショット♪(* ̄▽ ̄*)

 
北村選手と炭山選手の会話シーン。 これであることに気づきました。 これは速い人の手つきなんだ♪  ほら、新井選手も〜♪↑

 
北村選手が元気にサービスパーク内を動き回っているとき、コ・ドライバーの晝田選手は風邪でグッタリ元気がありません。心配です・・・・。

 
sinさんが北村選手が表紙になったPDにサインを貰っています。 なるほど、アレは良い写真でしたね、私も貰えば良かった…。

 
コレはラリーカーに貼られた本物です。お土産のラリープレートではありません。

 
                                          北村選手の手に扇子が握られています・・・・。 これを拡げると。

 
『人生横向き!』と、書かれています。 とか言いながら、実は私が作ったんですが…。(^_^;) まさかこれほど似合うとは!!
人生に前向きと後ろ向きがありますが、横向きは特別な人間に与えられたもの。 横向きに走って生きる男の花道です。
一見、上向きの方が良さそうですが、チャンピオンなのですからこれ以上はありません。
ず〜っとチャンピオンって事です♪ もちろん、横ばい人生とは明らかに一線を画しております。


 
今回、憧れのコ・ドライバー席に座らせていただきました♪(日本のヒル(晝)・ミルズの椅子です)

 
嬉しいですにッ♪

  
扇子を持った王子様のエスコート付き?! とりあえず白馬に乗った将軍様がサンバを踊る時代なので、コレもアリかな・・・と。(^^;)

 

 『コチラは、sinさんが撮ってくれた写真』



帯広市中央公園 ラリーショー&セレモニアルスタート。
 
北村選手がラリーショーをエンジョイなされているとき、コ・ドライバーの晝田選手は車の中で苦悩の表情をして寝ておられました。

 
おや?殿がたいそうご満悦です。 どうやら「デジッ娘」のライブを見ていのですね。 写真を撮られたのに気づき、デヘヘ♪とお笑いになりました。

 
さて、セレモニアルスタートがはじまり、北村選手がキタ−!・・・と思ったら、なんと手にはあの扇子がッ!!((((゚□゚;))))


恐ろしいくらい似合ってます北村選手。 私も恥ずかしいけど嬉しいです。(*⌒∇⌒*)


2006年7月8日。 Leg1 SS4陸別
 
SS1は心配していた雨も無く、素晴らしい観戦日よりです♪ 相方とsinさんは他のエリアにバスで移動しましたが、
私はチョッと疲れていたため、ココで一人ピクニック観戦することにいたしました。
ココには飲み物(ビール♪)も食べ物(つまみ♪)も売られています。
アジパシ組が終わった後の1時間のインターバルの間、木陰に椅子を移動してビールとフランクフルトで昼食をとり、
ラリー観戦と骨休めが一緒に出来た一時でした。(^―^)
(俺らが林道の奥でひもじい思いをしている間にそんなことしてたんやなっ!(゚□゚;))


 
相方が違うエリアで撮ってくれた写真♪この時すでにマシンは手負いに!!私が見ていた所では気づかないくらい元気に走っていましたが…。
後でそう山口さんに言うと、「お客さんが見てるから頑張って走ったんやねぇ…」と、おっしゃっていました。
それほど大変に状態だったんだ…。(T_T)


 
オフロードサーキットエリアで観戦していた私は、MCの女性が、「53番の北村選手は、昨日のセレモニアルスタートで『人生横向き!』と
書いた扇子を持って登場し、ギャラリーの皆さんを湧かせておりました」と、しゃべっている。 なんの事か私にはわかりません・・・。ε=ε=┏( ・ロ・)┛


Leg1 リエゾン。 SS5 カップカムイ。

リエゾン・・・。ぶっちゃけアジパシと全日本の間が1時間も空くと、かなりヒマです。 でも、とりあえず自然を満喫しつつ、こんな事して遊んでます。

 
あっ♪北村選手だ!笑いながらパッシングしてくれています。 

 
後から北村選手が、「居たから急いで扇子探したんだけど間に合わなかったよ〜ヽ('ー`)ノ」と、言ってくださいましたが、そんなことしなくて良いですから。
・・・っていう以前に扇子車に積んでたんですかッ?! よその国のラリーだったら怪しい部品か工具かと思われますよ〜。(-_-;)



2006年7月8日。 Leg1 ナイトサービス。
 
お帰りなさいませ、お疲れ様でした〜♪ 晝田さん風邪は大丈夫ですか? そう言えばsinさんが風邪に効くというドリンクを晝田さんに買っていたけど、
渡し忘れたと言ってました。  コレって、買わないより始末が悪いかもしれません。 まっ、気持ちだけも〜・・・。(^^;)


 
なんのお話しでしょう?                                   車もすっかり、きな粉餅ですね…。

 

 

ほとんど伝説となっていたCUSCOのミッション交換ですが、レグ1の昼、今度はニシオガレージがやりました!!
34分代でのミッション交換はもはやムリだと諦めていたらしいのですが、タイムアウトすることなく車は見事にエンジン始動し
次のセクションへと向かいました。
ニシオガレージのメカニックさんとお話をしさせていただいたのですが、
「直前まで走ってたんだから触ると灼けてて熱いし、もう大変♪」と、柔らかく笑っていらっしゃいました。
終わって気づくと周囲には人がいっぱい居て、ビックリしたそうです。
その場にいなかった私ですが、つくづく見たくないけど見てみたい光景です。
やっぱり凄いです、ラリーのサービスは…。
『火事場の底力』より、『ラリーのミッション交換』のほうがミラクルかもしれません。
それにしても西尾さんって凄い人なんですね。
走れるし、修理はするし、イワナは釣るし?そのうえ普段は緊張感のかけらもないコテコテの関西弁。
ステキです。 (おまえのスイートスポットどっかずれてるで!)

前回の京都ラリーの時も北村選手がガードレールにヒットし、大がかりなサービスがありました。
あのときもタイムアウトギリギリでのエンジン始動でしたが、その後のサービスで帰ってきた北村選手がポツリと一言。
「西尾さんったら、スタビライザーが片方外れてるの俺に言わないで出すんだもんなぁ…♪」
その時はそれがどういう事なのかわかりませんでしたが、後で相方に説明して貰って納得・・・というか、余計にあの後の走りが
信じられなくなりました。
そんな車であの順位だったんですか?北村さん。(〇o〇;)/
言わないで出す西尾さん、それを納得ずくで自分の仕事をこなし帰ってくる北村和浩。
何か世の中で絶滅しつつある大人の男達がココに居るような気がします。

しかし、それ以上に今回は凄かったようです。
スタビライザーは両方外れ、ミッションの殆どを失い、それでも最後までと必至でハンドルを回していたのだそうです。
まさに死闘というか、それでよくここまで・・・。
結果はリタイヤでそれは紛れもない事実。
結果は0か100かの二種類ですが、それだけでラリーは語れないのです。
我々がラリーが好きになる要因は、その間にあるいくつかの物語にあるのです。
でも、好きな選手が100だと最高に嬉しいのは間違いありません。
次回、北村選手のパーフェクト走行を期待したいと思います。

 

 
草が大量に付着したエアフィルターを見た西尾さんが一言、「どこ走ってきたん〜?!」

 
北村選手が「SSですに!」と言ったかどうかはわかりませんが、サービステントの中は大阪弁と岐阜弁が入り交じっております。

 
 
 
お疲れ様でした〜。  パルクフェルメへ車を移動します。そのまま寝ないでくださいね。


2006年7月9日。 Leg2 SS10ヌプリパケ。
 
レグ2のギャラリーステージ。                              プレスに突っ込むのかと思った程です。

 
ギャラリーのカメラを一台壊しつつ、なんとか立て直してぬけていきましたが、この時もはやマシンはコントロール不可能なまでになっていました。
相方がこの時の写真をサービスに戻って西尾さんに見せたところ、「俺の車にナニすんねんっ!」Σ(||゚ロ゚) と、言ったそうです。^^;


 
きな粉餅だったギャラリーは、この時トッピングで草餅にもして貰いました。


2006年7月9日。 サービスパーク。
 
このトラックと普通のトラック、どこに違いがあるのかよくわかりませんが、心なしか速そうな気がします。

 
西尾様、輪っかが4っついていたらとにかく乗ります。 そして速い気がします。

 
全日本の上位選手が次々と帰ってくる中、北村選手の車も戻ってきました。 でも、ゼッケンにはテープが貼られ
北村選手のラリーはすでに終わっていたようです。 戻って来るなりすぐに車の下に潜り込み、慌ただしくチェックがはじまります。
今の状態を確認するため、そして次のラリーの糧を得ようとしている選手の姿に言葉などかけられません。
サバイバルラリーとなった今回、サービスパークのアチラコチラでこんな光景が見られました。
悔しくてどうしようもない選手達の表情、これもまたラリーの風景です。 次は必ず!そんな思いがまた車を走らせます。


 
次の『RALLY in TOKACHI』に北村選手は出場しません。 その代わり『ラリー・ジャパン』には出場してくださるようです。
もちろん順位はありますがラリージャパンはタイトルを気にせず走れます。 ある意味参加する側にも見る側にも、お祭り要素のあるイベントです。
もしかするとどこかのSSギャラリーポイントで全開北村走りが見られるかもしれません。
楽しみにしたいと思います。
とりあえず、次の丸和で全日本ダートラチャンピオンをスッキリ決めてラリージャパンへ参戦ですね。
また北海道で応援させていただきます。
頑張ってください、北村選手。




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