2010
BICC Rally of Tsumagoi

もとじ観戦記

もとじ氏の観戦記でございます。
「昨年を遙かに超える楽しさでしたよ!!」…と、
行けなかった私に熱く語ってくれた彼の優しさに心から感謝いたします。
でも、さすがに気合いが入ったレポです。
送られてきた文章の合間に、(画像適当に)というザッパーな文字が多用されており、
楽しいのでそのまま残しました。( ^ー^)ノ
では、渾身のもとじレポ、どうぞご堪能下さいませ。



昨2009年に初観戦して、すっかり虜になってしまったBICC Rally of Tsumagoi。
ですが落ち着いて考えてみると、たしかに充実度はすごく高かったものの
2番目に肝心なスノーラリー自体は全くお目にかかれていなかったんですな(^_^;)
確かにそうでしたね。
(※ちなみに1番目に肝心なのは、いわずもがなの表彰パーティーww)
確かにそうですね。

ということで今年こそはスノーラリーを見てやる!という意気込みで
高原キャベツの産地、群馬県は嬬恋村まで行ってまいりました。
好物です♪

昨年は往復の足から宿の手配まで、すべてお友達に頼っておりましたが
今年は何から何まですべて自力手配。
我がレガシィは自慢のシンメトリカルAWDなれど、命綱のスタッドレスを所持しておらず。
いざ買おうにもSpec-Bはタイヤ外形が大きく、かつ17インチ以下のホイールが履けないので、
えらく高いものにつくんですな・・・orz

ということで今回の足は、さるお方からお借りした、
「オーナーが乗るとすごい事になるEP82スターレット」で行ってきました。
同行者はラリー動画撮影の第一人者、ひであき氏です。
ちなみにひであき氏と自分のコンビで観戦に行くラリーは
なにがしかの珍事件が頻発するのですが、今回も例外ではありませんでした(謎笑)
嬬恋に舞い降りた笑いの神は、ひょっとしたら彼が連れてきたのかもしれません(^_^;)

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1月29日(金)快晴

往路の道中は積雪や著しい凍結もなく、順調に北軽まで到達。

−−−−−−−−−(星野さんの店の画像) コレ下さいッ!!↑
某ショップ店頭に、あたかも売り物のように並べられているエボXをチラ見してから
今大会のHQ&サービス&宿舎&秘密結社の儀式会場wであるグリーンプラザに到着しました。
着いた時間がちょうどレッキが終わって選手が帰ってくる頃でしたので
さっそく挨拶回りにいそしみます。
 

 

 
↑誰だっけ?    ひであき君、悪いけどマジック貸して・・・。−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
 

 

 

 
(画像適当に)

16時頃、ホテルにチェックイン。
身の回りの整理をしたのち、開会式&ドライバーズブリーフィングを覗いてきました。
 

 
(開会式の画像)

そして18時からセレモニアル(セクション1)スタートです。
 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


(セレモニアルの画像)

スイーパーまで見送った後、せっかくなのでリエゾンを見にいこうと移動しました。
しかしまあ夜の嬬恋、放射冷却で見事に路面が凍ってくれてたので
超ビビリモードで這う様に進みます。
せっかくのスターレットが泣くな・・・(-_-;)
向かった先はSS2大前須坂の出口。
パルコールに上る途中で綾部選手のゼロカーとすれ違いましたが、
それでも1号車通過予定時刻前には現地につけました。

ところが待てどくらせど、#1「世界」の青いハッチバックがあらわれず・・・
その間、1台の車が通り過ぎましたが、真っ暗でよく見えず
しかもセダンでしたから地元の一般車だろうと思ってました。

その次に来たのもセダンでしたが、シルエットがどう見てもGDB。
おまけにMOTECのような独特のアイドリングを響かせていたので
これはもう間違いなく#3千明選手でしょう。
続けてきた車もGC8であることが見て取れたので恐らく#4佐藤選手。
ってことは最初に一般車と思ったセダンは、たぶん#2黒岩選手・・・ 
オイッ!

この時点で、「世界の人」に何かが起きたことを確信しました(笑)
←は、あかんやろ。^△^;

佐藤選手通過後、本来なら1分+α間隔で車が来るはずなのに、
ぱったりと車が途絶えてしまいました。
路面ガチガチの凍てつく寒さの中、10数分くらい待って
ようやく「世界」の1号車がやって参りました。
つづけて#5ベルサーチ号も通過。
その後は、文字通り堰を切ったように続々とマシンがやってきます。
#1と#5に何が起きていたかは、星野選手、福永選手のインカーでご確認ください(^_^;)

ここでは15台くらい見てましたが、あまりの寒さに音を上げて早々に撤収。
ホテルの部屋で夕食を摂った後、ナイトサービス(めちゃ寒い・・・)を見学しました。
 

 

 

 

 

 
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−キャベツ? スポンサーでしょうか? いずれ下仁田ネギも参戦か?!
 

 


(ナイトサービスの画像)

その後は、凍えた体を温泉で茹で上げて、この日は早めに就寝しました。



1月30日(土)快晴

(浅間山の画像)

嬬恋は今日も快晴です!
あまり天気が良すぎると、ただでさえ少ない雪がさらに解けてしまうので
それはそれで考え物ですが・・・(^_^;)
選手、オフィシャルに交じり、朝からガッツリ朝食バイキングを頂きます。
ラリー観戦はステージに入ってしまうと、いつ食事が摂れるかわかりませんから
食べれる時に食べておく、は必須ですね。

8時、車両保管が解除となり、10分サービスを経て
ラリー車はセクション2へむけて出発していきます。

(画像適当に)

「世界の人」は、なんと現在の総合順位40位!(42台中)ですが
それでも1号車として先頭スタートを切っていきました(笑)
←今に体育館の裏に呼び出されるな…。

「世界」に代わりラリーをリードするのは、超地元の黒岩満好選手です。
今年もシートベルトのバックルが錆びていたかどうかは確認できませんでした(^_^;)
楽屋落ちネタですなぁ…。
 

 

 
(画像適当に)

同じく地元の星野選手は、昨夜何があったのか?総合41位(^_^;)
それでもやはり速さがあるので6番目にスタートしていきました。
 

 

 
(画像適当に)

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上位のスタートを見送った後、今日最初の観戦ステージ、
SS5大前須坂に移動します。
ここは今年、観戦パックに限り入場が認められた
林道(本当は県道ですがw)ステージ。
スノーラリーで林道SSが観戦できるのは、いま時点では
日本中でココだけ!という非常に貴重なステージです。
見たかったなぁ〜。

指定駐車場に車を置くのに少々手間取り、
コースクローズギリギリでのコースインとなってしまいました。
自分は雪道をおっかなびっくり歩いていましたが
同行のひであき氏は何事もなく猛ダッシュで去っていくあたり
やはり脱北者は調教が違うなぁ〜と感心しました(笑)

(画像適当に) 
↑画像的確です。

こうしてたどり着いた観戦ポイントは見事なまでの銀世界!
 
こうなると吹雪よりは好天の方が観戦しやすいですよね。
そして、これまで話でしか聞いたことの無かった雪壁走法を
その飛沫を全身に浴びながらたっぷり堪能しました♪
これぞ待ち焦がれていたスノーラリー観戦の醍醐味ですね!!
ここでは「世界」のサポーターでいらっしゃる、ぐります夫妻と共に観戦。
お互い濃い話題で盛り上がりながらの観戦で、大変楽しかったです♪
 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 



 

 

 



 
(画像適当に)

スイーパー通過後、コースを歩いて戻ります。
ご覧のように本当に素晴らしい景色でした。
 
(画像適当に)

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SS5を終えたあとは、SS8浅間サーキットへ向かいました。

(浅間サーキットの画像)

この浅間サーキットは、1957年に「浅間高原自動車テストコース」
として開設され、伝説の「第2回浅間火山レース」など
我が国のモータースポーツの黎明期を支えたサーキットとして
(その筋には)非常に有名なコースです。
そのテストコースそのものは30年以上も前に閉鎖され
大半は牧草地に戻されてしまいましたが、
敷地のごく一部は、嬬恋村村有地だったため閉鎖後もそのまま残されており
(というか放置されていたw)その部分を利用して、
今日、浅間サーキットとして復活を果たすことができました。

そんな伝説のサーキットは、雄大な浅間山を背景にした素晴らしいロケーションでしたが
あまりに天気が良すぎて路面の雪はすっかり解けてしまい、
フルガッパ必須のダートコースに変貌を遂げていました(^_^;)
それでいてコースとの近さは群サイ級ですから、
ギャラリーがどんな目に遭ったかは想像に難くありません(笑)
そんな感じでセクション3、SS8浅間サーキット開始。
 



 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


(画像適当に)

最後はスイーパー船木さんのご挨拶で、SS8は幕を閉じました。
この後、リエゾンを見に行くプランもあったのですが
あまりのハイテンションで観戦したことに対する疲労、
及び全身ずぶ濡れ、泥だらけに対するケアが必要だったため
一足先にホテルへ戻り、身を清めてラリー車の帰りを待ちました(^_^;)

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16時頃、セクション3を走り終えたラリー車が続々グリーンプラザに戻ってきました。
 

 

 

 


(画像適当に)

優勝は地元の黒岩満好選手・安東貞敏選手組!
SS2で「世界」が脱落してからは、一度も首位の座を明け渡すことなく
地元のラリーで見事な勝利を飾られました!!
 

 
(画像適当に)

ちなみにBICCでは、このセクション3までを「ラリーの部」とみなし、
このセクション3までの成績、及び拾い集めたネタを以って、
メインイベントである「セクション4」の待遇が決まります(uso800情報w)
←ある意味真実。
このBICC独自のシステムは、一度体験したらヤミツキになること請け合いです(爆)
「セクション4」の難易度は高く、コースアウトが多数出ることで有名です。


というわけでお待ちかねのセクション4です♪

本来であれば一部始終、あます所なくお伝えしたいのですが
今後の日本ラリー界の発展に支障をきたす危険性をはらんでおり
かつまた余計な事を書くと、私自身の身柄の安全が保証されませんので
←もう遅いよ。
比較的穏便な画像を淡々と並べるにとどめます。
実情を知りたい方は、是非来年グリーンプラザに足をお運びください(笑)

ただひとつ言える事は・・・

今年と比較すると去年のそれは、極めて紳士的であったと感じた程です(^_^;)
やはり「世界」がコケると、異常な盛り上がりを見せますねw
 

 

 
カメラ目線、頂きました〜♪−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
 

 
まぁ ギャラリー婦人部の皆様、今年も素敵なお召しものですこと♪隣にしゅーへー君が…羨ましい。ヽ(^∇^)ノ
 
何かが始まろうとしている・・・・・
 
今年はまだ何も書かれてない?↑−−−−−
 

 


あっ、坂木さんだ〜♪
 
↑だれ?              綾部さ〜ん♪−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
 

 

 

 

 

 

 

 

 
やっぱり今年もこの人なんですね・・・・。(^_^;)
 



 

 


(画像適当に)

さて主催者の公式行事はセクション4を以って終了ですが、
この後も、あちこちの部屋で非公式のセクション5が開催されておりました。
このセクション5はコースアウト者続出、フィニッシュ時間も定められていないという
極めて過酷なセクションです(爆)

今年は、ゆ〜くんとしゅ〜へい君の導きで、
MASCご一行様の部屋に割り込ませて頂きました。
当初は大橋先生に、ひであき氏の動画を見せるという触れ込みでしたが
ビデオカメラとテレビの接続ケーブルを持ってこなかったことから
ひであき氏が香川選手にコンコンと説教される事態に(^_^;)

その後は香川選手の独走爆走トークショーがはじまり、
日付変更線を越えたあたりで無事フィニッシュを向かえました。
MASCのみなさま、楽しい時間をありがとうございましたm(_ _)m
皆様、お疲れ様でした。m(_ _ )m
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1月31日(日)快晴

嬬恋村は3日連続の快晴となりました。
朝食前に、眠気と酔い覚まし(^_^;)を兼ねて朝風呂に行きます。
すると露天風呂には選手がゴロゴロと芋洗い状態(笑)
朝っぱらからいきなりラリー談義にありつけるとは
選手とギャラリーが同じ宿に泊まるBICCならではの魅力です♪
男子ならではの醍醐味ですね。

風呂から上がると、今朝も朝食バイキングをガッツリ。
ここも見渡せば選手がゴロゴロいらっしゃいますが、
土気色の選手がちらほら見受けられるのは気のせいでしょうか?(^_^;)
まぁ、雪色になってないならヨシとしますか。

さて本日は浅間高原スノーフェスティバルの一環として
ホテルの敷地内でトップ選手による雪上デモランとが行われます。
昨年、M奥様が犠牲になった凍結坂道を下ると会場に到着です。
はい、あれは尊い犠牲でした。
 

 
(画像適当に)

今年のデモランのメンバーは、新井選手、黒岩選手、星野選手、赤羽選手、
そして所用でお帰りになった綾部選手の代役で小西選手、
さらに00カーのフォレスターをドライブしていたダニー選手の
合計6名でした。
 

 

 
雪上を疾走するキャベツ♪ キャベツ好きにはたまらない光景です。←(お前、変やで!)
 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 
(画像適当に)

ひととおりデモランが終わると同乗走行です。
今年も昨年と同じくオークション&ジャンケンで同乗者を募っていました。
私はといえば小西選手のジャンケンに敗れ、本命視していた黒岩選手は
主催者判断により、なんと同乗走行禁止(^_^;)
つーことでギャラリーに回ることになりました。
ちなみに同行のゆ〜君は赤羽選手の同乗をゲットしていました。
うぁ〜、良かったね♪
ひであき氏は・・・確かこの場にいなかったように記憶しています(謎)
…絡みませんから。

ギャラリーの一部は、昨年、選手にさんざん雪を浴びせられた教訓からか
あるいは事前にチュリニ峠の映像を見すぎていたのか、
デモラン中のマシンに向けて、盛んに雪玉をぶつけておりました(^_^;)
ごらんのように雪玉をせっせとたくわえ・・・
 
(雪合戦の画像)

マシンが近づいてくると一斉に投げつけますw
 
(雪合戦の画像)

気のせいか1番の車と5番の車に投げられる数が多かったように思います。

だけど実際投げてみると、走行中の車に上手く当たられるように
投げるのはなかなか難しく、むしろギャラリーが浴びせられている
雪の量の方がハンパなく多かったような気がしました(笑)

(画像適当に)

そんなデモラン・・・というか人対車雪合戦(?)は、

何事もなく・・・

穏便に・・・

無事終了した・・・

と、記憶させられております。
はい、私もそうすり込まれております。

最後は群馬名物の集合写真を撮って、3日間に渡ったイベントが終了しました。

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今年は、昨年以上に雪が少ない少ないと言われていて
半ば開き直って観戦に行ったわけですが、
実際現地に赴いてみるとご覧いただいたように
大前須坂では見事なスノーラリーを見れましたし、
なにより3日間とも素晴しい天気に恵まれたおかげで
最初から最後までとっても明るく楽しい印象を残すことが出来ました♪

また、競技自体においては、誰もがぶっちぎりの優勝を疑っていなかった
「世界の人」が、ラリー開始早々にまさかのスタック!
これによって優勝争いが一気に面白くなって、
競技進行に対する興味が格段に湧いてきましたし、
何よりセクション4以降がものすごい盛り上がりを見せました(笑)

まあ「世界の人」もこれですっかり今年の厄落としは済ませたでしょうし
3度目の世界チャンピオンを目指して全力で戦って頂きたいですね!
でもって年末の群サイで、またネタを見せてもらうと・・・(^_^;)

こんな感じで、BICC Rally of Tsumagoiは、ノンタイトル戦ではありますが
いつもとは違う選手の素顔が見られる、とても魅力的かつ危険なイベントであります。
たしかに観戦コストは他の一戦と比べて少々張りますが、
それを上回って余りあるほどの素敵な経験を得ることができます。
まだ行ったことのない方も、是非一度は観戦してみてくださいね。
非常にオススメできるイベントですよ!
私もそう思います♪
冬の群サイ、真冬のバラギ!
皆様、群馬を見ずしてラリーを語るなッ!でございますわよ。
くそ・・・・・来年はまた絶対行ってやるッ!!